大濠内科で施行している主な検査をご紹介します。
12誘導心電図、運動負荷心電図、血圧脈波測定、ホルター心電図、睡眠時無呼吸症候群の簡易スクリーニング、超音波検査(心臓、血管)などを行っています。
【12誘導心電図】
不整脈や狭心症の検査です。心臓の状態を評価するのに用います
【血圧脈波測定検査】
動脈硬化の検査です。血管の詰まりや硬さを調べます。
【運動負荷心電図】
自転車をこぎながら、血圧、心拍数、酸素飽和度、心電図をモニターします。心肺機能を評価するのに良い検査です。検査の結果をみて『運動処方』を行います。
*運動処方とは、
個人にとって安全で効果的な運動内容について決定することを言います。 具体的には、1)運動の種類、2)運動の強度、3)運動の持続時間、4)運動の頻度が示されます。 運動処方は、個人の運動目的、健康状態、生活環境、体力などが加味されて、その人に最適なメニューとして作成されます。 (日本心臓リハビリテーション学会)
【超音波検査】
<心エコー>
心臓の形態や機能を調べます。健診の心電図異常の精査、息切れやむくみの原因が心臓ではないかと疑われるときなどに行います。
〇 狭心症、心筋梗塞、弁膜症、心不全、肺塞栓症、肺高血圧症などさまざまな循環器疾患の精査として大切な検査です。
<頸動脈エコー>
脳卒中の原因となるような頸動脈の狭窄やプラークがないか調べます。高血圧、糖尿病、高脂血症など動脈硬化リスクの高い方のリスク評価に用います。
<腹部エコー>
〇 肝臓:動脈硬化と関連する脂肪肝
〇 膵臓:糖尿病と関連する膵臓
〇 腎臓:高血圧・糖尿病と関連する腎硬化症・糖尿病腎症
〇 副腎・腎動脈:二次性高血圧の原因となる副腎腫瘍や腎動脈狭窄
<甲状腺エコー>
〇 高血圧や不整脈と関連する甲状腺機能異常
などの検査を行っています。
【24時間心電図】
動悸や胸痛があるときに、心房細動や心室期外収縮など不整脈が出ていないか調べます。
心臓の拍動は1日に概ね10万拍です。それらを解析することで、心臓の状態や血圧の薬の選択の参考になります。
【血液検査】
心筋梗塞、心不全、血栓症や糖尿病の検査は、院内で15分以内に結果が出ます。
<トロポニンI>
心筋逸脱酵素といって、急性心筋梗塞、心筋炎など心筋障害のマーカーです。
<NT-proBNP>
心不全のマーカーです。エンレストなどの心不全治療薬を内服している方の評価に用います。
<D-dimer>
下腿浮腫や息切れ等、深部静脈血栓症、肺塞栓症などの血栓形成を疑うときに検査します。
<PT-INR>
弁膜症、人工弁、心房細動などでワーファリン内服中の方のモニタリングに使用します。
<HbA1c>
糖尿病の診断基準の一つです。糖化ヘモグロビンがどのくらいの割合で存在しているかをパーセント(%)で表したものです。HbA1cは過去1-2ヶ月の血糖値を反映します。
他にも
リブレを用いた24時間血糖測定、アップルウォッチの心電図アラートの評価など『心臓』と『血管』に関するいろいろな検査を行っていますので、ご相談ください。