脂質は体になくてはならない重要な栄養素の1つです。
健康診断の検査項目に入っている中性脂肪・HDL/LDLコレステロールは、血中脂質(血液中に含まれる脂質)と言います。

コレステロールは細胞膜を構成する成分であり、ホルモンや胆汁酸などの原料になります。
中性脂肪は脂肪組織に蓄えられ、エネルギー貯蔵庫としての役目や、皮下脂肪となって体温の保持、衝撃から体を守るクッションの役目を果たしています。
通常、血中脂質は一定の量に保たれるよう調節されています。
体の中で脂質がうまく処理されなくなったり、食事からとる脂質が多すぎたりして、血中脂質が基準値から外れると脂質異常症となります。

脂質異常症には、次の3つのタイプがあります。

脂質異常症のお食事についてです☺
LDL・HDLコレステロール、中性脂肪、それぞれに食事や運動などの生活習慣が関わっています。
ご自分の生活習慣に当てはまることはありますか?

(参照:厚生労働省eヘルスネット)

このように脂質の種類について気にかけることが大切です。
飽和脂肪酸は、肉の脂身・バターやラード・生クリームなどに多く含まれます。一般的には、冷蔵庫の中で固まっている油脂は、飽和脂肪酸の多い油脂であることが多く、サラダ油や魚油のような液体の油は、不飽和脂肪酸の多い油脂であることが多いです。

脂質異常症の食事に関しては高コレステロール血症に詳しく載せています☺

レシピも紹介しているので、ぜひご覧ください♩

高コレステロール血症の食事を知りましょうー第1回

高コレステロール血症の食事を知りましょうー第2回

高コレステロール血症の食事を知りましょうー第3回

高コレステロール血症の食事を知りましょうー第4回

大濠内科 管理栄養士