九州大学病院
平成31年からは、九大病院の病理部に所属して、主に心不全の病理診断を担当しました。心不全の原因は、虚血、心筋炎、心筋症、薬剤性などがあり、特に心筋炎や心筋症の確定診断には、心筋生検による病理診断が重要です。アミロイドーシスやサルコイドーシスのような二次性心筋症の病理診断を行いました。九大病院は、心臓移植施設でもあり、移植心筋の拒絶の判定なども病理診断で行います。
九州大学馬出キャンパスには『田原通り』という通りがあります。九州大学形態機能病理は、田原淳博士が教授を務めていた教室です。房室結節を発見、心臓の刺激伝導系を解明し、心電図やペースメーカーなど心臓医学の基礎を築いた病理学者です。そのような歴史ある教室で心臓病理を学べたことは、貴重な経験になりました。
次は、中央区の『浜の町病院』での勤務です。
大濠内科