第1回 循環器SASセミナー
2024年8月30日に第1回循環器SASセミナーにて『循環器疾患と睡眠時無呼吸症候群ー心電図波形から睡眠を識る』という演題名で講演を行いました。
心電図所見をみて、睡眠の状況を考えようというテーマで話をしました。済生会福岡総合病院の萬納寺先生は過去に浜の町病院にて一緒に勤務していた信頼できる先生で、今日においても良い医療連携が築けていると思います。
論文紹介
睡眠時無呼吸症候群の治療法としては、CPAP療法が一般的ですが、継続するのは難しいこともあります。CPAPを継続できた群と中止した群では生存率に大きな差がつくことを観察した研究を紹介します。
CPAP継続のためには、圧設定やマスクおよびCPAP機器の選択が大切になります。上気道の形態も重要ですので、歯科での評価も行っています。
(参照論文)Mortality and morbidity in obstructive sleep apnoea-hypopnoea syndrome: results from a 30-year prospective cohort study. ERJ Open Res. 2020 Sep 14;6(3):00057-2020.
大濠内科