心不全療養指導士勉強ノート_第25回

:桜:第25回目は、間歇スキャン式持続血糖測定器(isCGM) についてです:ピカピカ:

間歇スキャン式持続血糖測定器は、血糖の状態を『見える化』してくれる器械です:ぽっ:
isCGMを使うことによって血糖をグラフ化できて目に見えるのでとても分かりやすいです:両目::上昇折れ線グラフ:

指先で行っていた血糖測定をセンサーにかざすだけで血糖がわかり、スマホで管理ができて、服の上からでも測定が可能になっています
またセンサーは耐水性なので、お風呂など日常生活も気にせず使用できます:バスタブ:
また、Time in rangeは、血糖が目標範囲内にはいっているのか分かるので目で見てもわかりやすくなっています:くつろぎ:
1日を通した血糖がグラフででてくるので、低血糖になっていたり、食後高血糖になっていたりがわかるので、インスリンの量や調整、この食事は高血糖時間が長かったなど知ることができて指導にも役に立ちそうです:ハーブ:

論文紹介

これまでのスポットの血糖測定による糖尿病の診断から連続グルコースモニタリングによる糖尿病の評価を行う試みについての論文を紹介します。

血糖は、変動しますので、空腹時、食後およびその内容でリアルタイムに知ることができるのはメリットが大きく、薬剤調整や食事指導、運動指導にも活用できます。当院では、心不全療養指導士や糖尿病療養指導士がisCGMを用いた栄養指導を行っています。

(参考文献)Cell Metab. 2023 May 2;35(5):758-769.e3. CGMap: Characterizing continuous glucose monitor data in thousands of non-diabetic individuals

大濠内科  歯科医師  井上 麻乃