心不全療養指導士 勉強ノート_第26回
第26回目は、脳梗塞と薬物治療の種類/治療方法についてです
脳梗塞は大きく4つの病型に分かれています
①心原性脳塞栓症
②アテローム血栓性脳梗塞
③ラクナ梗塞
④その他
①心原性脳塞栓症では、心臓でできた血栓が脳梗塞を引き起こします
再発を予防するために抗凝固薬であるワーファリンやDOACを服用します
また、心房細動などがあると、アブレーションを行ったり、心耳に血栓がたまりやすくその
部分を埋めてしまう経皮的左心耳閉鎖術という手術も適応になります
②アテローム血栓性脳梗塞
抗血小板薬を服用します
症状が悪化する場合や血栓が大きい場合には血行再建術をします
頸動脈ステント留置術(CAS)と呼ばれるものがあります
③ラクナ梗塞
脳深部の穿通枝と呼ばれる微小血管の変性による脳梗塞です
抗血小板薬を服用します
大濠内科 歯科医師 井上 麻乃