心臓病のトータルケアを考える会

【中央区内科医会学術講演会(心臓病のトータルケアを考える会)】に参加しました。

浜の町病院循環器内科にて一緒に勤務した萬納寺洋士先生の講演では、『不整脈の薬物治療、非薬物治療の選択について』、数ある不整脈の治療方針を大変分かりやすくお話を聞くことができました。最近の不整脈診療では、Apple watchなどのウェアラブルデバイスを用いた診療が当たり前になってきているのを実感しました。そこからさらに、24時間、2週間、半年と心拍をモニタリングする心電図検査があり、カテーテルアブレーションなどの治療の選択の幅も技術も方針も確立していっていると感じました。

さらに、浜の町病院でのカテーテルアブレーションの施行状況も大きく発展しているのを再確認し、先生方の活躍に頭が下がる思いでした。

続いて、九州医療センター循環器内科の大谷規彰先生の講演では、『心不全と心房細動』についてのお話を伺いました。心不全と心房細動が非常に似た病態であり、合併しやすくお互いに悪影響を与え、生活の質(QOL)に大きな影響を与えている様子を、基礎研究から大規模データなど示されながら幅広く学ぶことができました。

視聴していただいた先生方からもたくさんの質問が出て、大いに議論が盛り上がり、楽しい講演会でした。

臼井真先生、井上、萬納寺洋士先生、大谷規彰先生

いずれの講演でも『心臓病のトータルケア』のためには、生活習慣改善の重要性を強調されていたことが印象的でした。大濠内科は、浜の町病院、九州医療センターとさらなる医療連携を行っていきたいと考えています。

*抗凝固療法について、 心房細動の塞栓症リスク評価ツールをご紹介します。

大濠内科

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