世界糖尿病デー2022(歯科)
こんにちは歯科医師の井上です
11月14日は世界糖尿病デー!第2弾は、歯科・口腔ケアについてです🪥
糖尿病と歯周病の関連からお話ししたいと思います
糖尿病が歯周病を悪化させる機序として、
①高血糖による脱水のための口腔乾燥、
唾液の自浄作用低下による歯肉炎症の発症
②白血球の機能低下による歯周病関連細菌に対する免疫力の低下
③最終糖下産物の歯周組織のI型コラーゲンへの影響
高血糖下の単球では、炎症生サイトカインの遺伝子発現量が増強する
歯周病が糖尿病を悪化させる機序として、
歯周組織内で産生された歯周病関連細菌、炎症生サイトカインが血中に移行し、インスリンが効きにくくなったり、血糖コントロールが悪化する可能性があります。歯周病による炎症性サイトカインは、微量ですが、たえず血中に移行し、単球を活性化させてしまいます。
このように歯周病と糖尿病は相互に関わりがあります。
歯周病と糖尿病のコントロールをして、より健康に過ごしましょう
まずは、口腔ケアをしませんか
大濠内科 歯科治療室