あいうえおリン表

第10弾!あいうえお リン表を作成しました

カップラーメンなどに入っているだけかと思っていた❝リン❞
たくさんの食品に含まれていたのであいうえお表を作りました

リンは80%の構成成分になっていて、残りが筋肉などに存在しています。リンはリン酸として十二指腸や回腸、大腸などで吸収され、最終的に尿中排泄されます。腸管での吸収はビタミンDによって促進され、カルシウム、マグネシウムによって抑制されます。

生体内のリン酸濃度は、副甲状腺ホルモンなどの働きにより、腎臓からの再吸収や、骨への沈着骨から血液中への溶出を制御することで一定に保たれています。リンが高くなる要因としては、慢性腎臓病、副甲状腺機能低下症、代謝性or呼吸性アシドーシスがあります

高リン血症はカルシウムとリンとが結合し骨以外の様々な組織に沈着し、異所性石灰化を起こします。沈着する部位によって、それぞれの疾患の原因になります。

血管…動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞
関節…関節炎
皮膚…かゆみ

反対にリンが不足する場合は、軽度の慢性低リン血症では、骨がもろくなり、骨の痛みや骨折が生じます。筋力低下や食欲の低下もみられますが、食べ物には食品添加物なども含まれているため欠乏することは少ないようです。

ぜひ、あいうえおリン表を活用されてご自分の体を健康に保ちましょう

大濠内科  歯科医師  井上 麻乃

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