原三信病院
九大生医研での大学院生活の次は、福岡市博多区大博町の原三信病院で勤務しました。
循環器内科は、九州大学循環器内科同門会会長の平祐二先生のもと、カテーテル治療(心臓や足の血管内治療)の上手な先生が多く在籍していました。病変が複雑で難しい症例も次々と成功させており、TVで見かけるスーパードクターを目の前で見ているような気持ちでした。
診療では、ストイックで厳しく、診療外では優しく、循環器診療を幅広く学ばせていただきました。
また、指導医の先生方には、学会や研究会での発表の機会も多く与えていただきました。3年間で、PCSK9抗体を用いた家族性高コレステロール血症の治療、冠攣縮性狭心症、SGLT2阻害薬を用いた糖尿病合併心不全の治療、血管内超音波による動脈硬化の組織評価、虚血性心疾患の冠動脈慢性閉塞病変の治療などのテーマで発表をしました。
原三信病院は、福岡藩初代藩主の黒田長政の時代(400年以上前!!)から代々福岡藩の藩医だったそうです。
周辺の御供所町には、博多祇園山笠と饂飩蕎麦・発祥の地「承天寺」、栄西によって開かれた「聖福寺」、弘法大師空海が建立した「東長寺」など『博多』の歴史を刻んできた寺町があります。以前に勤務した佐賀藩・好生館に続いて歴史のある病院での勤務にワクワクしたことを覚えています。
平祐二理事長と原直彦院長と一緒に写真を撮って頂きました
次は、『九州大学病院』での勤務です。
大濠内科