いちご狩りに行ってきました
いちご狩りに行ってきました
いちごの季節になってきましたね
ビタミンC
皮膚や細胞のコラーゲンの合成に関係します。
肌や粘膜の潤いを保ち、メラニンの沈着を予防する効果が期待できます。
強い抗酸化作用があり、また免疫力を高める働きがあります。
葉酸
細胞の分裂やDNAの合成に深い関わりがあり、胎児の発育に重要な働きをすると言われています。
また、体内でビタミンB12と共に赤血球を造るのを助けるため貧血を予防する効果が期待できます。
カリウム
体内の余分なナトリウムの排出を促すため、高血圧の予防にもなり、利尿効果もあるのでむくみの予防や改善に効果があります。ポリフェノールの一種であるアントシアニンも豊富なため、目の働きを高めたり、眼精疲労を予防したりする効果も期待できます。果物は1日200gの摂取を目標とされています。
いちごは1粒15gなので13~15粒を目安に食べてみましょう
論文紹介
今回は、慢性腎臓病(CKD)1次予防のための生活習慣についての論文を紹介します。食事や運動などの6つの生活習慣がどのようにCKDのリスク増減に影響を与えているかを解析したメタアナライシスの報告です。CKD発症予防において最もリスクを低減したのが、カリウム摂取です。野菜、運動と続きます。一方で、喫煙と食塩はCKDのリスク上昇と関係していました。これは、腎硬化症や腎実質性高血圧などが関与していると考えられます。
今回の論文は、CKD1次予防の論文です。すでに慢性腎臓病を発症している方の適切なカリウムや野菜の摂取については、主治医や管理栄養士にご相談ください。日本高血圧学会のホームページでは、尿中ナトリウムや尿中カリウムを測定することで推定食塩摂取量や推定カリウム摂取量を計算する方法が紹介されています。
血圧の安定化のためには、減塩と同様にカリウム摂取が大切です。各食材のカリウム含有量については、『あいうえおカリウム表』を見てみてください。
(参照文献)Modifiable Lifestyle Factors for Primary Prevention of CKD: A Systematic Review and Meta-Analysis. J Am Soc Nephrol. 2021 Jan; 32(1): 239–253.
大濠内科 歯科医師 井上 麻乃