心不全療養指導士勉強ノート_睡眠時無呼吸症候群と歯周病
第19回目は、歯周病と睡眠時無呼吸症候群の関係についてです
口を開けて寝ていると無呼吸のリスクが高くなります。
さらに、口呼吸をすることによって、口腔内が乾燥してしまい、虫歯や歯周病菌も増加します
また、歯周病があることによって、睡眠時無呼吸症候群やその他の心血管疾患をおこしてしまいます日頃の口腔ケアが重要になってきます
お家でも歯科医院でも頑張りましょう
論文紹介
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療法として、マウスピース装着があります。軽症から中等症の閉塞性無呼吸(O-SA)では、SASの重症度表すAHI(無呼吸低呼吸指数)が12.07/hrの改善が報告されています。
いびきや日中の傾眠、起床時の頭痛、夜間の中途覚醒もしくは高血圧・糖尿病・心臓病などがある方は、一度、循環器内科や呼吸器科、耳鼻科へ睡眠時無呼吸の検査を相談してみてください。
(参照文献)Effect of Oral Appliances on Blood Pressure in Obstructive Sleep Apnea: A Systematic Review and Meta-analysis. J Clin Sleep Med. 2013 Feb 1;9(2):165-74.
大濠内科 歯科医師 井上 麻乃