♡心不全療養指導士 勉強ノート♡第43回_甲状腺
第43回目は、甲状腺ホルモンについてです★
甲状腺ホルモンは、甲状腺から分泌され、新陳代謝の促進、エネルギー消費の調節、発育や成長の促進などの役割を持つホルモンです。
サイロキシン(T4)とトリヨードサイロニン(T3)の2種類があり、脳下垂体から分泌されるTSH(甲状腺刺激ホルモン)によって分泌量が調節されています。
また、TSHは視床下部から出る甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(TRH)によって分泌量を決定しています。
ネガティブフィードバック:血液中の甲状腺ホルモンが増減すると視床下部や下垂体は感知します。
甲状腺ホルモンが減ると、抑制が弱まりTSHの分泌が増加する一方、甲状腺ホルモンの分泌は低下し続けます。=甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンが過剰分泌されると、強いネガティブフィードバックがかかり、TRH、TSHが低値になります=バセドウ病
甲状腺に炎症があるとホルモンの分泌量が多かったり少なかったりするので、甲状腺の自己抗体を測定してみるとバセドウ病や橋本病であるかわかります。
抗Tg/TPO抗体:橋本病
抗TSHレセプター抗体:バセドウ病
論文紹介
甲状腺機能と心血管病には、多くのかかわりがあります。

脂質異常症、高血圧、心房細動、心不全、冠動脈疾患の治療方針の決定のためには、甲状腺機能を評価しておくことが大切です。
(参照論文)Thyroid dysfunction and cardiovascular disease. European Heart Journal, Volume 47, Issue 21, 1 June 2026, Pages 2606–2623,
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大濠内科 歯科医師 井上 麻乃


