心不全療養指導士勉強ノート_24回目
第24回目は、モニター心電図についてです
モニター心電図は3点誘導法と呼ばれ、1方向から心臓の波形を捉えます。モニター心電図の心電図はⅡ誘導の波形になっています
モニター心電図では、心電図、血圧、体温、酸素飽和度、呼吸数などが確認できます
また、血圧も橈骨動脈圧/肺動脈圧/中心静脈圧を観血的に測る方法があります
論文紹介
循環器内科の検査の中に24時間心電図検査があります。この検査は、食事、運動、睡眠などの日常生活の中でどのような心電図で経過しているかをモニターすることができます。今回は、ホルター心電図の心拍変動を観察することで睡眠時無呼吸症候群の推定ができるという論文を紹介します。
閉塞性無呼吸症候群の症例では、無呼吸中の徐脈と呼吸再開時の頻脈を繰り返すことにより、睡眠中に徐脈性不整脈と頻脈性不整脈のいずれも合併しやすいです。動悸やふらつきなどがあるときは、循環器内科へご相談してください。
(参考文献)Accuracy of ECG-based screening for sleep-disordered breathing: a survey of all male workers in a transport company. Sleep and Breathing volume 17, pages243–251 (2013)
大濠内科 歯科医師 井上 麻乃