睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療

 大濠内科では、食事・運動・睡眠・口腔ケアなど生活習慣に関する診療を行っています。今回は、睡眠についての取り組みを紹介させていただきたいと思っています。当院では、睡眠時無呼吸症候群に対する無呼吸の検査、治療であるマウスピース治療・CPAP治療を行っています。

大濠内科で2021年5月の開院以来、マウスピース治療をおこなってきました。多くの医療機関からの紹介もありマウスピース治療は現在までの合計130件作成いたしました。

マウスピースの効果としては、下の顎を前方に出すことにより、舌根が一緒に持ち上がり、気道が広がり無呼吸が改善します。こちらは、マウスピース装着前と装着後で睡眠ポリグラフィ検査を行った24症例の結果です。緑:装着前 橙:装着後でAHI(無呼吸低呼吸指数)の改善の有無を見てみました。治療効果を発揮できていると実感できています。

マウスピース治療が適しているかどうかは、口腔内を観察して判断しています。睡眠時無呼吸症候群のマウスピース治療にご興味がある方は、歯科医師にご相談ください。

大濠内科 歯科医師 井上麻乃