心不全療養指導士 勉強ノート_利尿薬

こんにちは:くつろぎ:歯科医師の井上です。
心不全療養指導士 勉強ノート:メモ: 
:桜:第2回目は利尿薬についてです。利尿薬は食塩感受性が亢進した高血圧に効果が期待できます。


浮腫を有する体液過剰を合併した高血圧にも有用で心不全の予防効果に優れます。

SGLT2阻害薬は、sodium glucose co-transporterの略で、Naとを尿中に出す働きがあります。脂肪が分解されるため、ケトーシスに注意が必要です。尿量も増加し、尿検査では尿糖が+になります。
ループ利尿薬は、ヘンレの上行脚でのNaClの再吸収を抑制して利尿効果を発揮します。サイアザイド系利尿薬より、利尿効果は強いが、降圧効果は弱いです。
サイアザイド系利尿薬は、遠位尿細管でのNa再吸収を抑制することにより、循環血液量を減少させますが、長期的には末梢血管抵抗を低下させることにより血圧は下がります。
MR拮抗薬は、遠位尿細管・接合集合管のMRに作用して、Kの喪失なくNa排泄を促進し降圧効果をもたらすため、Kの血中濃度は高くなります。フィネレノンは糖も血圧も下がらないが、腎保護作用があります。
トルバプタンは、心不全や肝硬変などの体液貯留による浮腫などの改善をします。
ANP/BNPは、遠位尿細管、集合管に作用します。

論文紹介

大濠内科

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