健康ハートレシピ2023

今回は健康ハートのレシピについて紹介します:ピカピカ:

8月10日は「810 ハート」と読めることから、健康ハートの日と定めています :心臓:
日本人の死因の2位は心疾患と言われています:あせあせ:
心疾患の原因の中には動脈硬化が原因でおこるものもあります。動脈硬化の原因としては、脂質異常症、高血圧、糖尿病が関係してきます。
この動脈硬化を予防するためには普段の食事が大切です :ぽっ:
食事のポイントとしては健康ハート10箇条の中にも記載されていますが、脂質は植物性を中心に、調理の工夫で無理なく減塩(6g/日)等が大切になります :+1:
ほかにも野菜果物の摂取によるビタミン、ミネラル、食物繊維の確保、適度なアルコール摂取等が挙げられます。
みなさん普段の食事を振り返ってみませんか?

:花: 今回紹介するのはこちら :花:
・たっぷり野菜のおそば

最近は暑い日が続き食欲が落ちてきたという方もいらっしゃるかもしれませんね :あせあせ:
この時期は食欲がない時でも食べやすい麺類をよく食べられる方も多いかもしれないですね:両目:
そこで今回はそばを使用し心臓をいたわりながら栄養素をしっかり補える献立になっています :目が星::ピカピカ:

【今回のポイント】
●塩分2.0g :塩:
塩分は水をため込む性質があるため過剰にとると血液量が増えることになります。心臓は血液を押し出すポンプの役割をしている為、血液量が増えると心臓に負担がかかることになります

●食物繊維が豊富 :稲穂:
そばには食物繊維が多く含まれています。18g以上/日が目安となります。そばは食物繊維が多く今回の1食で10.2g含まれます。
食物繊維は血糖値の上昇を抑える、コレステロールや塩分を外に排泄してくれる働きがあります

●脂質の半分以上は植物性 :ピーナッツ:
脂質は種類が大切になります。肉などに含まれる飽和脂肪酸の摂取が多いとコレステロールが上がる原因になります。ω3系やω6系など不飽和脂肪酸を意識することが大切です

栄養素を管理した献立になるので皆さんもぜひ試してみてくださいね :シェフ_女性::ピカピカ:

論文紹介

欧州循環器学会(ESC)が発表した動脈硬化予防のための食事の推奨についての論文を紹介します。

野菜、果物、全粒穀物(玄米やオートミール)を1日に2サーブ摂ります。「1サーブ」は野菜サラダ1皿、果物1つ、ごはんお茶碗1杯など1つが基準になります。次に低GIの精製穀物、ナッツや種子類、オリーブオイル、ヨーグルトを1日に1サーブ摂ります。次に豆類、魚介類を週に4サーブ摂ります。ここからは控えめにする食品です。ホワイトミート(鶏肉)、卵、チーズ、牛乳は週に3サーブを超えないようにします。高GI食品や赤身肉、バターは週に2サーブを超えないようにします。加工肉はたまに食べる程度です。

こちらの図が、動脈硬化予防の食事の参考になります。今回のレシピは、食物繊維、ビタミン、ミネラル、脂質の種類に食塩量など心臓に優しい健康ハートレシピとなっています。

(参照文献)Dietary recommendations for prevention of atherosclerosis. Cardiovascular Research. 118, 5, 2022, 1188–1204

大濠内科 管理栄養士

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