心血管疾患1次予防における新規の循環器系薬剤の特徴

10月10日(火)循環器Web Seminar
心血管疾患1次予防における新規の循環器系薬剤の特徴と使い方』のテーマで心血管疾患と高血圧についての講演を行いました。

九州大学病院の松島先生の講演では、心不全に関する薬物治療や心臓リハビリなど九大循環器内科から発信されている最新のエビデンスを多く学ばせて頂きました。心不全治療薬Fantastic fourと呼ばれるβ-blocker、MRA、ARNI(ACEi)、SGLT2阻害薬の継続の重要性に関するデータとMRAの使い分けについてご質問させて頂きました。

最新のエビデンスをお示しいただき、改めて4剤の継続の重要性が理解できました。また、MRAに関しては、心不全、高血圧、糖尿病腎臓病と適応が異なることから、その使い分けに関するご解説を頂きました。

論文紹介

日本における死亡数への各種危険因子の寄与についての論文を紹介します。高血圧症は、1年間で約20万人の死因へ寄与していて、その主な影響は、心血管疾患と腎臓病となっています。次いで、喫煙、高血糖症、腎障害、LDL-コレステロールと続きます。

高血圧を改善するためには、日々の生活習慣(食事・運動・睡眠・口腔ケア)が重要です。

(参考文献)
Toward a third term of Health Japan 21 – implications from the rise in non-communicable disease burden and highly preventable risk factors. Lancet Reg Health West Pac. 2022 Apr;21:100377.

大濠内科

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です